review 使える地政学 日本の大問題を読み解く (朝日新書) (Japanese Edition) 103

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review 使える地政学 日本の大問題を読み解く (朝日新書) (Japanese Edition) 103 ´ [Read] ➶ 使える地政学 日本の大問題を読み解く (朝日新書) (Japanese Edition) ➳ 佐藤 優 – Dcmdirect.co.uk Best Ebook, 使える地政学 日本Best Ebook 使える地政学 日本の大問題を読み解?. 地政学をベースに現代社会で起きている国際情勢・問題を捉えることが出来る。世界史にそこまで見識がなくとも容易に読み切れるという観点でも、地政学に詳しくない人にもオススメ。

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? 朝日新書 Japanese Edition by 佐藤 優 The way the auth. こんにちは、古舘 健です。先日、 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方 PHP新書 を読みました。元外務省の2人、佐藤優氏と宮家邦彦氏がそれぞれの視点から国際情勢を語った本でした。続けて共著者の一人、佐藤氏が書いた本書も読みました。ちょっと残念だった部分は、内容が一部重複していたことです。本書は、国家間の関係について、新しい視点がいくつも得られました。例えば「原因ではなく結果」という視点です。「ISは原因ではなく結果である。 では、何が原因かというと、第一次世界大戦中のサイクス・ピコ秘密協定(一九一六年)にある。 これは、イギリス、フランス、ロシアの三国が、第一次世界大戦終結後のオスマン帝国の領土分割や勢力範囲を取り決めた秘密協定だ。イギリス代表のサイクスとフランス代表のピコが原案を作成し、(中略)国境線は、民族、宗教、経済合理性、地政学を無視した人為的なものだった。(中略)賞味期限切れを迎えたのだ。その器の中で起きたのが『アラブの春』だといえる。(P49)」ニュースをみると、世界情勢が悪と善の二項対立で語られることが多いです。それは、無差別テロがある(結果)→悪い組織のせいだ(原因)のように現状の原因としてみているからです。以前読んだ「チョムスキーが語る戦争のからくり」の中で、世界の紛争地を飛びまわるジャーナリスト、アンドレ・ヴルチェック氏の善や正義と考えられている西欧諸国に対する視点が印象的でした。「第二次世界大戦後の世界で、五〇〇〇万から五五〇〇万にとも言われる数の人々が西側諸国の植民地主義や新植民地主義の結果、亡くなっています。この比較的短い期間に、人類史上、最大とも言える虐殺がおこなわれてきました。その多くは自由とか民主主義といった崇高なスローガンを掲げておこなわれている。(P21)」わたしたちが善と信じているもののなかに、現状をつくった原因があるかもしれないと気づきました。では、ISの原因はなんだったのでしょうか。「経済格差」と「権力の空白」にあると著者は言います。「シリアを支配していたのは、アサド大統領を中心とするイスラム教シーア派系土着宗教のアラフィ派を信じる特定部族だった。シリア国内では約十三%の少数派だ。数十%のキリスト教徒を除き、国民のほとんどがスンナ派のイスラム教徒である。 争いの原因は(中略)経済格差にある。シリア国内では少数派のアサド大統領一派が富を独占し、多数派であるスンナ派国民は貧困に苦しんできた。その不満が『アラブの春』を契機に噴出、内戦に至ったのだ。国内には権力の空白地帯が生まれた。 隣国のイラクも、フセイン政権が崩壊して以来、(中略)事実上の破綻国家で、やはり権力の空白が生じた。『権力は空白を嫌う』という言葉通り、シリアとイラクにまたがる空白地帯を埋めたのが、イスラム教スンナ派の過激組織だった。(P46)」資本主義が成立するためには、中心と周辺を生み出します。それは、最終的に経済格差を作り出します。原因をどこに求めるか、地政学的な新しい視点を知ることができました。個人的に沖縄の地政学的な価値とナショナリズムについてもためなりました。ニュースの裏にある世界情勢に興味がある方はぜひチェックしてみてください!以下はメモのために抜粋します。 P58「シリアには十九世紀にロシアから逃げてきたチェルケス人やチェチェン人が暮らしている。こうした人々が血縁を頼って、ロシア連邦のカラチャイ・チェルケス共和国やチェチェン共和功に戻ってくると、帝国ロシアによる弾圧の記憶と結びつき、民族意識が爆発し、テロが頻発する可能性がある。 したがって、アサド政権を支持することで、国民を難民化させないように求めているのだ。イランもロシアの姿勢を支持している。ロシア軍が、IS支配地域だけでなく米英が後押しする『自由シリア』支配地域を空爆しているのもアサド政権を延命させることが目的だ。」P58 59「シリアと国境を接するトルコという観点に立つと、ペルシア帝国(イラン)とオスマン帝国(トルコ)による、アラビア半島をめぐる覇権争いという意味を帯びてくる。(中略)六二二年、イスラム教の祖ムハンマドが、アラビア半島の貿易・商業都市メッカからメディナに移り、この地でウンマ(イスラーム共同体)が誕生した。ムハンマドの死後、四代のカリフを経て、スンナ派とシーア派に分裂した。 多数派のスンナ派のカリフを戴くウンマはその後、イスラム帝国として展開していく。その系譜上にあるウマイヤ朝は、帝国として拡大を続け、ペルシア帝国であるササーン朝をも滅亡させた。」P69「ISはスンナ派の過激組織だ。一方、現在、イラクを実効支配しているのは、イスラム教では少数派のシーア派のアラブ人だ。基本的にアラブ人はスンナ派が圧倒的に多い。イラクの隣国イランはシーア派人口が九割を占めている。(中略)イラン人がペルシア人だということがそれを妨げているのだ。 というのも、イラクのアラブ人は宗教以上に民族意識が強いからだ。」P89「二〇一〇年末、北アフリカのチュニジアで警官から取り締まりを再三受けた露天商の青年が抗議の焼身自殺を図った。この露天商に連帯するかのように市民が抗議行動を起こし、チュニジア全土に波及、ベンアリ政権打倒のデモへとつながっていった。これが『ジャスミン革命』だ。デモが全土に広がる過程で、情報の発信・拡散にソーシャルメディアが大いに貢献したと言われている。」P92「電子情報空間という、山岳地帯も海洋も砂漠も気候変動もない世界における地政学的制約は、もしかすると『言語』なのかもしれない。」P112 113「一八九五年、明治政府によって尖閣諸島を日本領とする閣議決定がなされた。(中略) 第二次世界大戦で敗北した日本は、沖縄県の施政権を失った。沖縄県の一部だった尖閣諸島も米軍の施政権下に入った。一九七二年の復帰とともに、日本は尖閣諸島に対する施政権を回復した。 中国が国際社会に対して、尖閣諸島の領有権の主張をしはじめたのは、日本の返還前年の一九七一年のことだ。中国外務省が『釣魚島(日本名・魚釣島)などの島々は台湾の付属島嶼で、台湾と同じように中国の領土の不可分の一部』という声明を発表した。」P154「イギリスの社会学者アーネスト・ゲルナーによるナショナリズムの定義を参照したい。<(ナショナリズムとは)政治的な単位と民族的な単位が一致しなければならないと主張する一つの政治的思想である。 感情としての、あるいは運動としてのナショナリズムは、この原理によって最も適切に定義することができる。ナショナリズムの感情とは、この原理を侵害されることによって呼び起こされる怒りの気持ち>P163「グローバル化が加速するにしたがって、国民国家が分裂する動きが活発になってきたのだ。その起動装置がナショナリズムだ。」P211「東西冷戦の時代には、二つの大きな物差しがあって、互いが互いを測ることで大きさをとりあえず認識できた。また、物差しで測ることのできない存在に気づくこともできた。しかし、大きな物差しが消えたいま、まず、世界中にいくつもの小さな物差しがあることに気づくことからはじめなければならず、もしかしたら、刻まれた目盛りは万国共通のものではないかもしれない。」さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!ぜひチェックしてみてください。

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使える地政学 日本の大問題を読み解く 朝日新書 Japanese EditionOr shows is genius and it really helps me connect with the story. 「あとがき」で著者は、執筆にあたって最も参考にした資料として、モスクワ国立大学の地政学教科書を挙げています。そこには現代地政学の課題として、「物理的・地理的性質とはっきりと結びついた領土、領海、領空といった空間とともに、経済、文化・文明、情報、環境などの空間についても言及しなくてはならない」とあります。つまり従来の地政学の基本である政治、経済、軍事、地理に加え、宗教、思想、社会心理学、IT技術、国家以外の組織をも対象とした、現代の地政学的思考による現状分析として本書はあります。内容的には、従来の著作で示されていることが多くを占めています。ウクライナ、シリア、沖縄、スコットランドの情勢分析がそれに当たります。英国首相のEU残留意図には、スコットランド独立後のEU加盟への拒否権の行使にある、というのは実に慧眼です。本書でまず新鮮だったのは、「パナマ文書」問題です。このリークが、ドイツによる英国のEU離脱への脅しである可能性が推定されています。また、グローバリズムの背景にある、タックスヘイブンによる租税回避が中間層を疲弊させ、ひいては国民国家の危機を招くことが語られます。また、「保育園落ちた」ブログ問題から、安部政権のネット世論への御都合主義が示され、ネットの空気感と地政学との関わりが説かれます。最後が「中国の海洋進出が止まる日」です。これはこれまでの著作でも語られていた、中央アジアへのイスラム過激派の浸透拡大を、「第二イスラム国」という形で、より詳細に解説して行きます。著者がこれまでよりも、イスラム国による世界革命志向を脅威と考えるようになったと感じました。